観音寺市議会 > 2021-06-15 >
06月15日-03号

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  1. 観音寺市議会 2021-06-15
    06月15日-03号


    取得元: 観音寺市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-22
    令和 3年第4回 6月定例会          令和3年第4回観音寺市議会定例会会議録          ───────────────────────       議事日程(第3)                       令和3年6月15日(火)午前10時開議日程第1 一般質問       ─────────────────────────────      本日の会議に付した事件日程第1 一般質問       =============================              午前10時0分 開議〇出席議員 20名  1 番  篠 原 重 寿 議員   │    11 番  立 石 隆 男 議員  2 番  白 川 雅 仁 議員   │    12 番  伊 丹 準 二 議員  3 番  藤 田   均 議員   │    13 番  詫 間   茂 議員  4 番  五 味 伸 亮 議員   │    14 番  安 藤 康 次 議員  5 番  合 田 隆 胤 議員   │    15 番  井 上 浩 司 議員  6 番  豊 浦 孝 幸 議員   │    16 番  大久保 隆 敏 議員  7 番  篠 原 和 代 議員   │    17 番  井 下 尊 義 議員  8 番  友 枝 俊 陽 議員   │    18 番  大 矢 一 夫 議員  9 番  石 山 秀 和 議員   │    19 番  大 賀 正 三 議員  10 番  大 平 直 昭 議員   │    20 番  秋 山 忠 敏 議員       ─────────────────────────────〇説明のため出席した者の職氏名  白 川 晴 司  市長       │    井 上 英 明  経済部長  挽 田 公 孝  副市長      │    浮 田 健 二  建設部長                    │  土 井 久 史  政策部長     │       教 育 委 員 会  田 代 直 樹  総務部長     │    三 野   正  教育長  薦 田   等  市民部長     │    合 田 浩 幸  教育部長  大 西 憲 裕  健康福祉部長   │       ─────────────────────────────〇事務局出席職員氏名  岡 崎 洋 祐  事務局長     │    山 田 雄 大  書記  高 嶋 由美子  次長       │       ───────────────────────────── ○大賀正三議長 おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、配付しているとおりであります。 △日程第1 一般質問 ○大賀正三議長 日程第1、これより一般質問を行います。 昨日に引き続き、順次質問を許可します。 まず、8番友枝俊陽議員。 ◆8番(友枝俊陽議員) おはようございます。自民新政会の友枝俊陽です。議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして今回は2点質問をさせていただきます。 まずは、昨日より質問に立たれました多くの議員が、今期をもちまして御勇退される市長に賛辞を贈られておりますけれども、私としましても25年という長きにわたり、この市政をリードしてこられました白川市長の御功績と御苦労に対しまして、心より敬意を申し上げる次第でございます。そして、12年前に私が初当選したときより、若くして議員になった私に対しましても、時には厳しく、そしていつも温かく御教示いただきましたことに対しまして、心より感謝申し上げます。これからも御指導、御鞭撻賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 それでは、1点目の質問に移らさせていただきます。 1点目の質問は、ヤングケアラーについてでございます。 ヤングケアラーとは、病気や介護など家族にケアを要する人がいる場合に、本来は大人が担うケア責任を引受け、日常的に家事など家族の身の回りの世話や介護などのサポートを行っている18歳未満の子どものことでございます。本年4月に、国が初めてヤングケアラーに関する実態調査の結果を公表いたしましたが、その結果によりますと、中学生のおよそ17人に1人、およそ5.7%、高校生におきましては24人に1人、4.1%が何かしらの理由により家族のケアを行っているという結果であります。 時代とともに晩婚化が進み、高齢出産も多くなっており、子どもが成人する前に親が何かしらの病気にかかり要介護状態になるケースが目立つようになっているとも言われております。また、核家族化や独り親の増加によって必然的に親の介護などの世話や、親の代わりに弟や妹、兄弟の世話を行うケースもございます。 本来であれば、毎日学校に通い、友達と一緒に勉強や部活に励み、家庭に帰れば宿題や多少の家事手伝いを行い、家族との団らんを過ごすというのが一般的だと思いますが、ヤングケアラーと言われる子どもたちは、日常の家事や介護などに追われ、学業に悪影響を及ぼす可能性が多くございます。また、部活で体を動かしたり、友達と会話をしたり、放課後や休日には友達と遊ぶといった時間すら奪われるなど孤立しやすい状況にあります。こうした自らの状況を周囲の人間に相談したりすることも難しいケースが多いと言われております。 こうした子どもたちの事情を把握し、支援等拡充が強く求められております。本市の状況をお聞かせください。 ◎大西憲裕健康福祉部長 議長──健康福祉部長大賀正三議長 健康福祉部長大西憲裕健康福祉部長 ヤングケアラーについてでありますが、ヤングケアラーへの対応につきましては、令和元年度に厚生労働省から県の児童福祉部局を通じて、各自治体の要保護児童対策地域協議会へ、ヤングケアラーへの支援について適切な対応が図られるよう周知されました。 本市の要保護児童対策地域協議会では、虐待を受けている子どもをはじめ、保護が必要な児童の早期発見や適切な支援を図るため、関係機関で情報や支援方針を共有しながら対応しています。その中で、ヤングケアラーの特性を踏まえ、子どもや保護者に接することが、家庭内における状況の把握につながるものと考えております。 ただ、ヤングケアラーは、家庭内のデリケートな問題であることや、本人や家族に自覚がないといった理由から、支援が必要であっても表面化しにくく、潜在化しているヤングケアラーの発見や把握には、福祉、介護、医療、教育等の様々な分野で連携することが重要であります。 国においては、令和3年に厚生労働省と文部科学省が連携して立ち上げた、ヤングケアラーの支援に向けたプロジェクトチームが現状や課題を取りまとめる中で、今後取り組むべき施策として、ヤングケアラーの「早期発見・把握」、「支援策の推進」、「社会的認知度の向上」を掲げております。 本市といたしましても、関係部局で連携を図りながら、ヤングケアラーの把握、対象者への適切な支援、また多くの人たちに、ヤングケアラー子どもたちがいるという視点を持っていただけるよう、努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆8番(友枝俊陽議員) 議長──8番 ○大賀正三議長 8番 ◆8番(友枝俊陽議員) 今、御答弁いただいたように、ヤングケアラーに関する問題は家庭内のデリケートな問題が多く、表面化しづらいケースが本当に多いと言われております。また、ヤングケアラーと一言で言いましても、家庭ごとにケースが違いますし、必要な支援、そしてまた多種多様にわたる支援が必要なケースが非常に多いと思います。義務教育期間であれば、学校や幼稚園とかを含めて、学校などを通じていろいろな状況が把握できるかと思うんですけども、義務教育終了後そういった実態の把握というものが非常に難しいと言われておりますので、そういった部分も含めて関係部局と連携を図りながら、本市の支援にも今後ともつなげていただきたいと願っております。ありがとうございます。 それでは、2点目の質問に移らさせていただきます。 2点目は、キャッシュレスデジタルポイントについてをお伺いいたします。 クレジットカードやデビットカードQRコード決済に電子マネーなど、キャッシュレス決済の比率は年々増えており、新型コロナウイルス発生以降はさらに加速的に増えております。 こうしたキャッシュレス決済の波に乗るように、このコロナ禍において全国で多くの自治体が地域経済の活性と収入が減るなどし、家計を圧迫する市民に少しでも経済支援が行えるようにと決済額の何%かをキャッシュバックできるようにと、大手のキャッシュレス決済システムを活用した還元事業を行っております。県内を見ましても、複数の自治体が同様の事業を行っております。 本市でもコロナ対策として、地域経済の活性化と市民への還元事業として、観音寺元気アップ商品券事業を行いましたが、従来行ってきた手法のみでの実施にとどまり、キャッシュレスへの取組とはなりませんでした。決して従来の手法を否定しているわけではございませんが、従来の手法も高齢者やキャッシュレス決済などが不慣れな方にとりましては必要なことであるかと思っております。近年の流れや全国自治体、または近隣他市の状況を見ると、本市では今日まで実施に至ってないことは大変残念でなりません。これまでコロナ対策の事業を協議してきた中でも、我々会派の多数の議員より、目の前の経済対策を行うのであればキャッシュレス決済の導入を素早く検討するべきではないかといった御意見もあったかと思います。今日まで実施に至ってない理由や状況、またキャッシュレス決済に対する考えなどをお聞かせください。 ◎井上英明経済部長 議長──経済部長 ○大賀正三議長 経済部長 ◎井上英明経済部長 キャッシュレスデジタルポイントについてでありますが、1点目の本市のキャッシュレスに関する考えと今日まで実施に至っていない理由や状況につきまして、キャッシュレス化は国を挙げて推進している施策であり、「キャッシュレス消費者還元事業」や「マイナポイント事業」などによって全国的に普及が進む中、本市としましても推進していく必要があると考えております。 県内においても実施されているキャッシュレス決済ポイント還元事業の導入については、市民に限定したポイント還元ができない、手数料などの無料期間終了後に加盟店の負担が増える、市への消費者等に係るデータの提供量が乏しく検証材料として活用できないなどの理由により、本市では実施には至っておりません。 以上です。 ◆8番(友枝俊陽議員) 議長──8番 ○大賀正三議長 8番 ◆8番(友枝俊陽議員) ただいまキャッシュレスに関するお考えをお聞かせいただきましたが、検討はしていただいての判断だったということが分かりました。 キャッシュレスと言いましても、さきにも言いましたように、全国的に取り組まれている還元システムを活用した事業につきましては、一番の目的は地域経済の活性化であり、一定期間内に地域内の店舗での消費購買を促すことで地域経済を潤すといった点においては、短期間で効果が得られることで非常に有効的だと考えられております。よって、そこに住み暮らす住民以外にも近隣他市あるいは全国どこの方でも、その町で買物をすることで一定の還元が受けられるといった点においては、域内外からの購買力が高まります。こうした取組事例以外にも、その自治体に住み暮らす市民を対象にした事業を行っている自治体もございます。この事業の場合には、デジタルポイントとして市民に直接付与あるいは還元を行うことで、確実に市民が地域内の店舗で購買をすることで、市民への直接的な経済支援と地域経済の活性化が得られると思っております。こちらは、従来から行っている商品券事業デジタル化、またキャッシュレス化した形のものでございます。キャッシュレス事業を行う際には、さきに述べたシステムと今述べたシステムとの目的や狙いが違っています。どのような目的をもって事業を行うかを見極め、しっかりとした目的を持って結果を出していくことが必要かと思っております。今後、キャッシュレスデジタルポイントなどの活用を検討していくに当たり、本市が大切に考えていることやビジョンなどがございましたらお聞かせください。 ◎井上英明経済部長 議長──経済部長 ○大賀正三議長 経済部長 ◎井上英明経済部長 2点目の本市が大切に考えることやビジョンにつきましては、政府によるデジタル社会の実現に向けた改革の基本方針である「誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化」の実現に向けても、市ではキャッシュレスデジタルポイントの活用について、市民が一体となって取り組める事業の実施が必要であると考えております。 一過性で終わる事業ではなく、持続可能な地域経済の活性化を実現できるよう、市独自のデジタルポイントの付与やデジタル商品券の発行など、地域循環型システムの構築も視野に入れ、関係部局と連携して調整、研究を進めてまいりたいと考えております。 以上です。
    ◆8番(友枝俊陽議員) 議長──8番 ○大賀正三議長 8番 ◆8番(友枝俊陽議員) 政府が、当初言われていたマイナンバーカードを活用した取組が現実的になってくることによって、様々な行政サービスがスピーディーかつサービスの幅も広がってくると思っております。こうした中で、子育て施策や高齢者施策などにもデジタルポイントや還元事業などが大いに活用できることと思っております。持続可能な地域経済の活性化の実現と地域循環型システムの構築も視野に入れているということでございます。ぜひとも一日も早く市民サービスに直結するとともに、確実に地域経済に結びつくようなデジタル事業に取り組まれることを切に願い、質問を終わらさせていただきます。 ○大賀正三議長 次に、14番安藤康次議員の質問を許可します。 14番安藤康次議員。 ◆14番(安藤康次議員) 議席番号14番、自民新政会の安藤康次です。議長の発言のお許しをいただきましたので、(仮称)観音寺スマートインターチェンジ事業について御質問をしたいと思います。 冒頭ではございますが、私も白川市長が退任ということでお話を聞いて、本当に長い間御苦労さんでございました。残り任期を、やはりコロナ対策に十分に陣頭指揮をして、また次の観音寺市政を担う人に引き継いでいってほしいというふうに願っております。本当に御苦労さんでした。 それでは、質問に入ります。 まず、スマートインターチェンジの必要性については、1番、高速道路から中心市街地へのアクセス向上、2番、地域産業基盤の強化、物流機能の強化を図ることによって企業立地の推進、3番、物流生産性向上による地域ブランド力の強化、4番、観光・文化・芸術施設へのアクセス向上、5番、スポーツ・レクリエーション施設へのアクセス向上、6番、大規模災害に備えた緊急輸送道路の強化及び避難場所、7番、救急医療における迅速性と安心・安全の充実、8番、国道11号線の渋滞緩和が図られるなどが考えられております。 市は、平成16年度にスマートインターチェンジ整備の検討を開始し、国交省による「準備段階調査」の対象に、平成18年8月10日付で選ばれたことに伴い、同年9月26日に市や国交省、西日本高速、香川県などで組織する準備会を設立、令和2年9月9日に地区協議会を開き実施計画書を策定し、同月11日に国交省に送付していた。そして、令和2年10月6日から17日にかけて関係自治会単位で周辺住民への事業説明会を開き、事業計画を明らかにしてきました。そして、令和2年10月23日、国交省はスマートインターチェンジの新設について西日本高速道路株式会社への事業許可を行った。これが一連のこれまでの流れでありますが、それ以降の流れについてどのような形になっておるのかをお伺いいたしたいと思います。 ◎浮田健二建設部長 議長──建設部長 ○大賀正三議長 建設部長 ◎浮田健二建設部長 観音寺スマートインターチェンジ事業についてでありますが、西日本高速道路株式会社への事業許可以降の流れにつきましては、令和2年11月から本年5月末にかけて本市が施工する区間の土地や水路等の地形測量を行っております。 現在は、本市が施工する部分についての詳細設計に着手しており、水路や路側構造物の形状であるとか法線を決定するための作業を行っているところです。 また、西日本高速道路株式会社が施工する区間については、現在地形測量を行っている段階ですが、7月には詳細設計の発注を行う予定にしていると聞いておりますので、お互いに連携を取りながら詳細設計を進め、地元自治会や水利組合の皆様と協議を行いながら事業の進捗を図りたいと考えております。 以上です。 ◆14番(安藤康次議員) 議長──14番 ○大賀正三議長 14番 ◆14番(安藤康次議員) ありがとうございます。 スマートインターチェンジ建設の必要性については前述したとおりでございますが、事業計画に対して反対の声も聞かれます。一番多いのは、住環境の変化に対してでありますが、市当局は近隣の住民に対しての説明努力がやはり少し足りないのではないかというふうに考えております。 スマートインターチェンジの建設要件として、スマートインターチェンジの設置に関しては、「広報活動等の実施により、地域住民に対する説明責任が果されているものであること」とあります。令和3年3月の事業進捗状況の説明の中で、当初の事業設計計画が豊田地区の粟屋地区の区画整理された水田で大幅な変更がなされております。関係自治会には説明があったようですが、多くの近隣住民は知らされておりません。詳細設計、用地測量の段階で並行して住民との意見交換会を開く用意があるのかをお伺いいたします。 ◎浮田健二建設部長 議長──建設部長 ○大賀正三議長 建設部長 ◎浮田健二建設部長 住民の意見を聞く用意はあるのかということにつきましては、令和2年10月から一ノ谷の古川地区と豊田地区の関係自治会の皆様を対象に、これまで合計17回の説明会を開催してまいりました。その際に、騒音や交通量の増加による安全性の問題など、数多くの課題や要望をいただいており、そういった事項については、今後詳細設計を進める中で考慮していくことにしております。 また、先ほど説明させていただきましたが、現在詳細設計に着手している段階でありますので、詳細設計がある程度進み設計案がまとまりましたら、改めて地元説明会を開催し、地元の皆様に御理解いただいた上で用地測量に着手してまいりたいと考えております。 ◆14番(安藤康次議員) 議長──14番 ○大賀正三議長 14番 ◆14番(安藤康次議員) よろしくお願いをいたします。 (仮称)スマートインターチェンジは本線直結型であるとなっておりますが、インターチェンジ制度として一般的な制度と三豊市の鳥坂インターチェンジのような地域活性化インターチェンジ制度があります。市道駅通り池之尻線から連絡道路の料金所ゲートまでを市が、料金所から高速道路までの区間を高速道路株式会社が施工するのか、市道から連絡道路、料金所、高速道路ランプまでの区間を全て市が施工するのか、どちらなのかをお伺いいたします。また、連絡道路が別々の施工の場合、この関係部分の用地買収の土地の買上げ単価が違ってくるのではないかと考えるわけでございます。併せて御答弁をお願いしたいと思います。 ◎浮田健二建設部長 議長──建設部長 ○大賀正三議長 建設部長 ◎浮田健二建設部長 まず、1点目の市と西日本高速道路株式会社の施工区分につきましては、市が市道駅通り池之尻線から高速専用道路入り口までの連絡道路部分の設計から工事の施工までを行うことになっております。 また、高速専用道路入り口からETCゲートまでの部分についても市道でありますので、本来は市が施工しなければなりませんが、ETCゲートから高速道路本線部分と併せて西日本高速道路株式会社が全て施工し、市は市道部分についての負担金を西日本高速道路株式会社に支払うことになっております。 次に、2点目の用地買収の単価についてですが、市が土地の単価を決定するため、鑑定評価を行った後に、西日本高速道路株式会社において土地評価審査会を開催し、用地買収の単価を決定いたしますので、市が用地買収する部分と西日本高速道路株式会社が用地買収する部分は、同一基準による単価で買収を行うこととなっております。 以上です。 ◆14番(安藤康次議員) 議長──14番 ○大賀正三議長 14番 ◆14番(安藤康次議員) ただいまの答弁で、設計上の問題で市道の一部を西日本高速道路株式会社が施工するということに対しては承知をいたしておりました。それではそういうことで、続きまして次の質問をさせていただきます。 市道駅通り池之尻線の、国道11号(カメラのキタムラ辺り)から県道善通寺大野原線(黒島神社お旅所辺り)までの区間の交通安全対策についてお伺いをいたします。 (仮称)観音寺スマートインターチェンジアクセス道路整備事業によると、1日の計画交通量は仮称でありますけれども連絡1号線上がりは1,300台、仮称でありますけども連絡2号線下りは1,200台、合計2,500台とあります。現在の市道駅通り池之尻線の交通量を加えるとかなりの交通量となります。 市道駅通り池之尻線と(仮称)市道連絡1号線と連絡2号線下りと言っておきましょうか、それぞれの進入交差点付近は3車線になると話をお聞きいたしましたが、その範囲も示されておりません。また、住民の交通安全のためには、片側歩道だけで2車線の拡幅か、あるいは両側歩道の道路整備が必要だと考えています。お考えをお伺いいたします。 併せて、市道に面しております豊田団地自治会住民の要望では「両側歩道は必要だと考えるが、歩道部分だけの用地が買上げられ対象になるのであれば、家の建て替えなどの問題が出てくる。そうなれば資金的に対応できないので現状のままでもよい」との声が聞かれました。いずれにしても交通安全に対する対応をしっかりと考えてほしいとの住民の要望であります。これらの要望を含め、高速道路利用車両と地域の道路利用者との交通安全対策について考えをお伺いいたします。 ◎浮田健二建設部長 議長──建設部長 ○大賀正三議長 建設部長 ◎浮田健二建設部長 まず、1点目の市道駅通り池之尻線交通安全対策につきましては、現在、市道駅通り池之尻線は、1日に約6,000台の交通量がございますが、スマートインターチェンジが開通すると1日に約1.4倍の8,500台の車両が通行すると予想されております。 市といたしましても、交通渋滞を避けるため、連絡道との交差点付近に右折レーンを含む3車線化を計画しております。その範囲については、警察と協議した上で詳細設計の中で具体的に決定していきたいと考えております。 また、2点目の住民の交通安全対策についてですが、今回の事業に併せて、これまで歩道が整備できていなかった一部区間の歩道整備を行うことにしております。 また、スマートインターチェンジの整備に関連して、地域の道路利用者交通安全対策が必要な箇所につきましては、適宜対策を講じていく予定にしております。 スマートインターチェンジの設置は、地域の皆様にとって市外への移動時間が短縮されるなど交通環境が向上する反面、交通量の増加により交通安全の面で不安を感じる方もいらっしゃると思います。市といたしましては、スマートインターチェンジ開通後の交通量の変化に注視するとともに、市道駅通り池之尻線と国道11号との交差点改良計画と併せて、必要であれば市道拡幅及び両側歩道整備を計画してまいりたいと考えております。 以上です。 ◆14番(安藤康次議員) 議長──14番 ○大賀正三議長 14番 ◆14番(安藤康次議員) ありがとうございます。本当に、この線あまり広くはございませんので、十分に交通安全、施設の信号とか、そういうものも考えて整備していただくようにお願いをして、次の質問に入りたいと思います。 スマートインターチェンジ建設予定地付近は農用地であるところから、事業完了後の農用地維持に対する要望の声が多く聞かれます。付け替え農道は、これまでの農道と同じような便益が保証されるのであろうか。さらには、一番多かったのは水路関係の問題でありますが、用排水路の変更・改修は建設予定地だけではなく広域的な問題を含んでおります。土地改良、水利組合などの地元関係機関や地元農業者との協議が必要であります。当局の対応をお伺いいたします。 ◎浮田健二建設部長 議長──建設部長 ○大賀正三議長 建設部長 ◎浮田健二建設部長 水利組合などの地元関係者との協議につきましては、現在、詳細設計に着手しておりますが、これから農地や農道・水路を含めた構造物の設計を詳細に行っていく中で、必ず水利組合や農地利用者、土地改良区の方々との協議が必要になってまいります。 その協議の中で、農地や農道・水路の現況を詳しくお聞きして、その便益を可能な限り損なうことがないよう設計に反映していきたいと考えております。 ◆14番(安藤康次議員) 議長──14番 ○大賀正三議長 14番 ◆14番(安藤康次議員) ありがとうございます。 平成17年9月施行の「流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律」(物流総合効率化法)により、高速道路等の沿道及びインターチェンジ周辺における物流拠点の整備に対する支援を行っており、国交省はそういう形で支援を行っており、スマートインターチェンジ周辺は運輸、倉庫業などの集積地として市の経済活動に大いに寄与すると考えます。しかしながら、平成31年3月議会において、スマートインターチェンジ整備計画区域についての質問に建設部長は、「スマートインターチェンジ予定地周辺区域は、大部分が農地で農業振興地域であり、かつ農用地区域にも指定されており、農地転用は原則不許可という、開発に対する一定の規制がかかっている」と答弁をしております。 令和3年3月の(仮称)スマートインターチェンジ事業進捗状況を見ますと、都市計画区域に事業整備計画区域が半分近く入っております。入っていない事業整備計画周辺を都市計画区域に指定する考えはあるのかを伺います。また、事業整備計画区域が農振地域である場合は地域指定を除外することも考えなければならないと考えておりますが、当局の答弁を伺いいたします。 ◎浮田健二建設部長 議長──建設部長 ○大賀正三議長 建設部長 ◎浮田健二建設部長 都市計画区域についてでありますが、議員御指摘のとおり、今回のスマートインターチェンジの整備計画区域は、高速道路の北側の一部が都市計画区域となっており、南側が都市計画区域以外となっております。 都市計画区域の見直しにつきましては、スマートインターチェンジだけでなく、都市機能の様々な点について検討する必要があります。1つの機能を捉えて変更するものではないと考えますので、今回のスマートインターチェンジ設置に伴う見直しは考えておりません。 ◎井上英明経済部長 議長──経済部長 ○大賀正三議長 経済部長 ◎井上英明経済部長 観音寺市スマートインターチェンジ事業整備計画区域の周辺農地の農振地域除外についてでありますが、今回の事業整備に併せた周辺農地の農業振興地域からの指定除外については予定していませんが、観音寺市農業整備計画で農用地として指定している土地をやむを得ない理由から、別の用途に利用することを考えている場合の除外については、従来と同様、個別申請による手続を行っていただくことになります。 また、この手続についてでありますが、「農業振興地域の整備に関する法律」第13条第2項に掲げる各号の全ての要件を満たす場合に限り除外をすることができるとされております。 以上です。 ◆14番(安藤康次議員) 議長──14番 ○大賀正三議長 14番 ◆14番(安藤康次議員) 大変農用地であるということで規制がかかって、ここらあたりの本当に農用地も後継者の問題も含めて、だんだんだんだん農地そのものが荒廃をしている状況でございますので、できればこれを一つのチャンスとして、私は将来的なものの見方として、やはりここらあたりを工業、あるいは商業、あるいは住宅の集積地にしてはどうかなという気持ちでおります。 そういうことで、これで質問を終わりますが、令和3年5月20日、インターチェンジの接続道路詳細設計業務委託料が約2,000万円で入札をされました。今後、用地測量、用地幅くい打設終了後、道路用地の範囲が確定し、用地取得を開始する流れになるわけですが、冒頭で質問したように地権者だけの問題ではありません。一ノ谷地区、豊田地区住民の、ひいては市民全体の問題として捉えていただきたい。地域の住民からは、市から事業の進捗について「何も説明がない、どのようになっているのか」と多くの声を聞きます。また、事業のための要望を聞くだけではなく、広域的な多角的な面から、いろいろな要望を聞いて対処することもお願いをいたします。そんな中で、例としては池之尻地区石田自治会においては、機能していないため池の公園的な広場の造成や、一ノ谷地区の鶴沢池周辺の環境整備についての要望があったところであります。一ノ谷地区古川自治会の住民との話の中では、鶴沢池の桜公園、これは古川自治会が管理している公園でありますけども、入り口付近から整備予定の仮称でありますけども、市道連絡1号線上がりに沿う形で、池の周辺道路をとの声も聞いております。 スマートインターチェンジ建設事業は、本市が目指す持続可能なコンパクトなまちとして、西讃地域における「地域拠点」として重要さがさらに増しております。市の玄関口としてスマートインターチェンジ建設予定地近郊の広域的整備をお願いして、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○大賀正三議長 次に、12番伊丹準二議員の質問を許可します。 12番伊丹準二議員。 ◆12番(伊丹準二議員) 失礼いたします。ただいま議長のお許しを得て、質問をさせて、大きくは1点で中身は2点でございます。自民新政会の伊丹でございます。よろしくお願いをいたします。 昨日来、1問目のコロナに教えられるものということで、様々な混乱の中に担当課は頑張っていらっしゃいます。したがいまして、重複するような質問をしてしまいそうなので、1問目については具体的な答弁は構わないかなというふうに思っております。 1つだけ、これはそれこそ質問をしてない、すり合わせをしてないことなんで、どなたが答えられても結構なんですが、例えばコロナウイルスワクチンを打ちます。そのある事業所、病院があったら病院の全部が打ちました。あるいは、飲食をしていたら飲食の人たちがみんな打ちました。例えば、市役所の職員がみんな打ちました。ということを明確に分かるような表示とか、そういうものをしたら安心してそこを利用したり、安心して話ができたりとするようなことは、ままほかの市によったらしているようなことをニュースの中で聞きます。もちろん非常に画期的なことというふうな形でマスコミが取り上げますから、実際に対応は難しいのかも分かりませんけれども、非常に今からどんどんどんどん接種が進んでいくと、接種をやった人、やれなかった人、まだまだ時間がかかる人、いろいろあろうと思いますが、そのあたりを非常に道中長うございますので、難しい面があろうかと思いますが、ぜひ観音寺独自のというか、画期的な方法でこれ以降乗り切っていただいたらというふうに思います。それで、1番目の対応の是非ということについては終わらせていただきたいと思います。 2番目のコロナに教えられるものということで、医療、介護、看護等を目指す市に、観音寺市にできないかという質問になります。 これは、今までずっと質問の中で何回かやってきたことでございます。それは、趣旨としては、この観音寺に生まれた子どもたちが、この観音寺に生まれて就職もできて、生活もできて、結婚もできて、子孫を増やすことができた。そういう観音寺が本来のまちづくりであろうと私自身は思いますので、産業がないような町はそのままついえてしまうと思っております。今後、合併後16年の観音寺が示す長期ビジョンについて、市長は施政方針の大目標の中で「強い観音寺市」、これはもういつも市長が唱えておられます。強い観音寺市の実現とされておりますが、それぞれの目標に沿った事業を示されていました。今まででもいろいろな形で取り組んでおられます。その中で、ときめき・やすらぎ・にぎわいのまちづくりを目標に事業計画を示されているのが現状でございます。 これがまた10年、あるいはそれ以降もその言葉が生きてくるような観音寺になっていくんであろうと思いますが、その中においてその地域が発展するためには、地域・人・時の3点がそろえば、時間経過とともによい地域が育成され、その因子がなくなれば数年を経ずして、草も生えない地域となります。たまたま別子の画像をドキュメンタリーを見ることがございまして、何千人も住んでおった町が別子がなくなった瞬間に、もう何年もせずに全て草が生える廃墟となってしまっております。産業に頼るとそういうことになってしまうんであろうと思いますが、やはりそういうものを基本的には求めて頑張るしかないんであろうと思っております。もう少し具体的な、この地に沿う目標が大切であろうというふうに思っております。 その企業城下町、あるいは明確にできないかも分かりませんけれども、あれは岩手だったと思いますが、町は工業高校がございまして、その卒業生は全部その近隣にあるトヨタ関連の企業に就職をします。そうすると、全部残るわけですね。観音寺が、その数字私明確に分かりませんが、観音寺が高校まで育った子どもたちが就職をして、何割がこの観音寺に残るかといいますと、昔のちょっと調査をしたことがございまして、するところでは大体7割ぐらいになるんですね。100人おったら70人は残るけど、あと30人はよそへ行ってしまう。したがって、自然自然に毎年毎年人は減る。どうしたもんだろうかなというふうに考えあぐねて今の現実になっておるわけですけれども、要は就職をするところまでもちろんいろいろな面で御努力されておると思うんですが、就職までサポートするまち観音寺市というふうに明確にできないものかなというふうなことで、この質問をいたしました。お答え願ったら幸いだと思います。これは、コロナの分というよりは、その後の回答でございます。具体的には医療、介護、看護等の人材を育成する学校教育、そういう地域にできないかという質問でございます。お答えをよろしくお願いします。 ◎三野正教育長 議長──教育長 ○大賀正三議長 教育長 ◎三野正教育長 お尋ねのコロナに教えられるものの2点目、医療、介護、看護等を目指す人材を育成する学校教育の取組についてでありますが、小学校では昨年度から、中学校では本年度から全面実施となった新しい学習指導要領においては、社会の激しい変化に流されることなく、それぞれが直面するであろう様々な課題に柔軟にかつたくましく対応し、社会人として自立していくことができるようにするキャリア教育の一層の充実が求められております。 具体的な取組として、市内小学校では、自分たちのまち探険や福祉施設への訪問、中学校では、職場体験、社会福祉体験などを実施し、児童・生徒一人一人が将来自立していくための勤労観や職業観を身につけさせることに取り組んでおります。 例えば、市内中学校では過年度から、職場体験学習でそれぞれの事業所に出向き、社会で実際に活躍するたくさんの魅力ある大人たちに接する機会を持つとともに、さまざまな職業の存在を知り、広い視野で職業を捉える力を養うこととしております。 このような体験の積み上げが、先般、マスコミ等でも取り上げられた市内中学校の生徒会による、コロナ禍における医療・介護従事者に対する感謝と応援の気持ちを込めた、シトラスリボンとメッセージボードの贈呈につながったものと考えるとともに、伊丹議員御提案の将来の進路選択等にも発展していくものであると考えております。 なお、キャリア教育については、昨年度から、観音寺市立豊浜中学校が、県教育委員会の新規事業であるキャリア教育モデル校事業の指定を受け、先進的な取組を推進しております。 今後とも、市教育委員会では、各学校と協力しながら、発達段階に応じた系統的なふるさとでの学びや、各教科におけるキャリア教育を推進し、自己の進路を主体的に選択し、決定できる児童・生徒の育成に努めてまいります。 以上でございます。 ◎大西憲裕健康福祉部長 議長──健康福祉部長大賀正三議長 健康福祉部長大西憲裕健康福祉部長 すいません、前後いたしますが、1点目の各事業所、店舗等の従事者、従業者が接種済みとの表示についてでありますが、店舗等で従事される方皆様が接種を受けられているということであれば、そちらを訪れる方の安心にはつながるものとは思いますが、そういった表示を行うことによりまして、どの方が接種を行ったかという、そういった特定につながりますので、現状では困難であると考えております。 以上でございます。 ◆12番(伊丹準二議員) 議長──12番 ○大賀正三議長 12番 ◆12番(伊丹準二議員) 説明ありがとうございました。 なかなか難しいことであろうと思うんですが、そういうことも取り込みながら、コロナそれこそ終盤戦に折り返し地点だと思うので大変だろうと思いますが、よろしくお願いしたいと思います。御答弁ありがとうございました。 教育長のお話の中で思いますのは、中学3年生、観音寺市として直接影響を被るのは中学生、義務教育までであろうと思っておりますが、その中で中学3年生に、1年、2年、3年生に自分の将来どう思っとるぞと言うたときに、明確に将来像を語れる子はまずおらんのだろうと思います。そのときに、その地域がどのような形で生きていくのかを、今の御説明のような形でいつもいつも、要は大人の背中を見せるような教育をすることによって、この土地で生まれた子どもたちが知らないうちに医療とか、それからこのコロナのことを思いますと医療従事者が非常に少なく、渇望されておるというのを考えますと、そういう工夫も必要でないのかなあというふうなことで質問させていただきました。ありがとうございました。 私の質問は終わるんですが、それこそ皆さんが市長への感謝を込めて御挨拶をしておる中で、私自身は市長とやり合うと言うたらおかしいんですが、いろいろ質問をして、おまえはいかんぞと言われるのが非常に快感に、半分快感になっておるんですが、そういうものを考えますと、市長が辞められるというのを発言されたのが早過ぎるというか、惜しくてしょうがないです。私個人としては。やはり熱があって個性のしっかりした人が頭に立つことが、そのまちの特色につながるんであろうと思っております。香川県の中の西の端で、ここ26年間頑張っておられたことが、観音寺にとって非常に個性のあるまち、そういう性格が出るまちになったんだろうと思っております。まだ、あまりこう安直なことを言うと叱られるんですが、市長が辞めるというのが、僕の中では惜しいなと思っております。また、半年間頑張って、目が三角になるような答弁を求めるように頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いして、御苦労さまという言葉で閉めたいと思います。お疲れでした。 ○大賀正三議長 次に、4番五味伸亮議員の質問を許可します。 4番五味伸亮議員。 ◆4番(五味伸亮議員) 4番、壮志会の五味伸亮です。今定例会におきまして、大きくは3項目について質問をさせていただきます。 質問の前に、白川市長さん、任期までまだございますが26年間お疲れさまでした。26年前は、私は14歳で中学生でありました。29歳で初当選させていただいて、初めての議会、一般質問は鮮明に覚えています。庁舎内で外部の視点を入れた事業仕分を提案したところ、それはまさに議員の仕事、仕分人になってしっかりと事業をチェックしていただければと答弁をいただきました。仕分ければ仕分けるほど厳しい御指摘をいただくことも幾つかありましたが、公共施設の整備、いわゆる3点セットの整備、また競輪事業の軟着陸、また何より合併後の一体感の醸成といった政治手腕に多くのことを学ばせていただきました。ここ1年は、コロナ禍でさまざまな思いもあろうかと思いますが、一市民として厳しい時代の市政のかじ取り役を担っていただいたことに感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。 それでは、質問に移らさせていただきます。 1点目の稲積山の配水について質問をさせていただきます。 稲積山山頂の高屋神社天空の鳥居は、コロナ禍ではありますが、密を避けながら登山客や参拝者が多く訪れています。展望所やトイレの整備、送電と併せて、個人、団体、行政、報道機関の情報発信が今につながっていると考えます。また、石段の改修も終えて、今年度には林道整備等、観光資源との位置づけで御協力いただいておることに感謝を申し上げます。 今回の稲積山の配水の提案ですが、現状を申し上げますと、主にトイレで使用する水で、地元の世話人の方々が定期的に山頂に運び、タンクにためる作業を担っていただいております。御承知のとおり重労働で、トイレ設置当時からは何倍もの観光客、参拝者の増加から、連休にもなりますと、連日の対応を必要とすることもあります。また、担い手の高齢化もあり、将来、維持への不安の声も聞かれます。 そこで、市の観光資源という側面から、ポンプアップ等による山頂への配水を御提案いたします。かつての送電から、夜景を楽しまれる方が増えたり、自動販売機が設置されたりというように、配水により、利便性の向上と併せて新たな魅力の深化も期待されます。市にも要望の声が届いていると思いますが、市の考えをお伺いいたします。 ◎井上英明経済部長 議長──経済部長 ○大賀正三議長 経済部長 ◎井上英明経済部長 稲積山の配水についてでありますが、観光目的の来訪者が絶えず、相当水量を必要とする稲積山山頂トイレ施設につきましては、覚書により地元世話人の方々に貯水タンクへの給水作業を担っていただいているのが現状でございます。 例えば、ゴールデンウイークなど来訪者のピーク時には、水量を補うため稲積山の山頂と麓を頻繁に往来し対応されていること、また貯水量を増やすべく既設タンク容量を上回るタンクを当該施設に寄贈されるなど、往来頻度を減らすため、様々な工夫をされていることも承知しております。 市としましては、稲積山山頂からの眺望などが観光資源として位置づけられており、来訪者のトイレ施設利用の頻度も高いことなどから、五味議員御提案のポンプアップによる配水など、その手法についての検討及び関係者との協議・調整等が必要であることから、今後、調査研究を進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ◆4番(五味伸亮議員) 議長──4番 ○大賀正三議長 4番 ◆4番(五味伸亮議員) この件につきましては、経済部長の頃から非常に詳しいと思います副市長さんに少しお伺いしたいと思います。 覚書にあるように、地元の方々が対応してくださっています。現状は。しかし、整備時と現在では状況が一変しているというのも事実であります。アフターコロナを見据えれば、市の主要な観光資源として設備投資も考えていかなければならないと考えます。ワクチン接種や日本の大手製薬会社では、治療薬の年内開発も発表されています。 そこで、要望ですが、地元調整の期間、これも考慮していただいて、ある程度速やかな方針の決定をお願いしたいと思います。併せて具体的な提案ですが、例えば三豊市と協議をして、稲積山の北側、曽保地域からのポンプアップが可能であれば、距離も高低差も、また予算も短縮できるかと思いますが、御所見をお伺いしたいと思います。 ◎挽田公孝副市長 議長──副市長 ○大賀正三議長 副市長 ◎挽田公孝副市長 ただいまの件につきましては、地元の方々からも配水タンクへ水を運ぶん大変だということは聞いております。それで、そのことを踏まえて企業団のほうにも、観音寺側から稲積山のところに貯水タンクがあると思います。そこからポンプアップができないかという計算もしてみました。そうしましたら、やはり数千万円以上かかると、距離も長いですから。それと、あと三豊市のほう、今議員御指摘の三豊市のほうからという案も考えてみたんですが、その分で稲積山の山頂の高稲積の北側っていうんですか、そちらのほうに三豊市の配水タンクもございます。そちらのほうからの引込みというのも検討しましたが、何せそのほうから行ったら高低差が少なくって、トイレのとこまでの高低差による配水がなかなかしにくいというようなことで、その分も一応検討課題ではしました。だから、その分も含めて三豊市との協議も重ねていかなければいけないんですが、1つの案としては、市が高稲積、天空の鳥居のところの下側に駐車場も整備しましたんで、そこに簡易的なトイレを考えるとか、いろいろな方策を今後考えていきたい。また、三豊市とも配水タンクからの送水ができないかというようなこともいろいろな面で考えていって、地元の覚書があるんでありますが、地元の労力を少しでも軽減できるようになればいいかなというように思いますんで、今後検討していきたいと思います。 以上です。 ◆4番(五味伸亮議員) 議長──4番 ○大賀正三議長 4番 ◆4番(五味伸亮議員) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。 次の質問に移らさせていただきます。 消費喚起策についてでございますが、先ほど友枝議員の質問とも重複する部分は割愛をさせていただきたいと思いますが、1つ目の質問では、市としてキャッシュレス還元事業の実施、または検討する考えがあるのか、お伺いをする予定だったんですが、先ほど答弁をいただきましたので、再質問という形で質問をさせていただきます。 以前のキャッシュレス決済還元事業の提案では、市外からのお金の流れが期待できることから、周辺地域と競合するのではなくて、三好市、四国中央市、三豊市など周辺地域と連携し、観音寺だけでなくて、地域で最大限その効果を得ることが重要だと述べさせていただきました。同時に、近隣市で独自の実施により、観音寺市内消費が市外に向かってしまうことにも注意が必要だと指摘をさせていただきました。 しかし、三豊市では今月から、また生活圏である丸亀市も7月に実施が予定されています。丸亀市につきましては、秋にも再度の実施が予定されているという話もあります。市民の方々の情報も早く、既に利用した、または利用したいという声も聞かれます。中にはコロナ対策として、三豊市と比較される声も少なくありません。この現状について、市の考えをお伺いいたします。 ◎井上英明経済部長 議長──経済部長 ○大賀正三議長 経済部長 ◎井上英明経済部長 周辺自治体での消費喚起策に対する市の考えについてでありますが、市としましてもキャッシュレス還元事業の実施により、消費者行動等が刺激され、経済循環が生じることは認識しておりますが、先ほど友枝議員にお答えしましたとおり、当該事業の実施には至っておりません。 今般、周辺自治体においてキャッシュレス還元事業が実施されておりますが、本市におきましては、市内消費を高め経済力を向上させるため、また幅広く市民が利用できる施策を講じていくとの趣旨から、昨年度に引き続き、紙媒体による「元気アップ商品券」の発行事業を実施することにいたしました。 キャッシュレス化は、生産性の向上や消費者の利便性向上、社会の効率化の観点から国が推進する施策であり、また新型コロナウイルス感染症が拡大する中、現金を介さないため衛生管理面においても有効であるとされており、市としましてもそれらを踏まえまして、自治体独自のキャッシュレス還元事業、また周辺自治体との連携も視野に調査研究をしてまいりたいと考えております。 以上です。 ◆4番(五味伸亮議員) 議長──4番 ○大賀正三議長 4番 ◆4番(五味伸亮議員) 先ほどの友枝議員の質問に対する部長の答弁の中で、高齢者を中心にデジタル化に不慣れな人、またキャッシュレス決済に不安を感じる人が利用できないというのが理由に上げられていましたが、ちょっとお尋ねいたしますが、経済部長さんはキャッシュレス決済を御利用されてますか。 ◎井上英明経済部長 議長──経済部長 ○大賀正三議長 経済部長 ◎井上英明経済部長 私個人のことであれなんですけど、キャッシュレス化はしております。 ◆4番(五味伸亮議員) 議長──4番 ○大賀正三議長 4番 ◆4番(五味伸亮議員) 御高齢者にとりまして、ワクチンのインターネット予約、それからアプリを介したキャッシュレス決済、どちらが簡単かというのは言うまでもありません。また、キャッシュレス還元事業は消費増税に併せて国が推進してきたもので、現在もコロナ対策として推進されています。デジタル化に対する漠然とした不慣れ、または不安を払拭していただいて、ぜひ実施に向けて検討調査を進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎井上英明経済部長 議長──経済部長 ○大賀正三議長 経済部長 ◎井上英明経済部長 国におきましても、成長戦略として2025年6月までにキャッシュレス決済比率を4割程度にすることを目指しております。このような中、キャッシュレス還元事業に自治体が取り組み、これまで現金決済しかされてこなかった方が初めて本事業によるキャッシュレス決済を活用されることにより、便利さやポイントがたまる喜びを体感できるいいきっかけづくりであるとは思います。 今回、本市は本事業に取り組みませんでしたが、今後の国の動向を注視しつつ、先ほどの友枝議員へもお答えしましたとおり、すいません、一過性で終わる事業ではなく、持続可能な地域経済の活性化を実現できるよう、市独自のデジタルポイントの付与やデジタル商品券の発行など、地域循環型システムの構築も視野に入れまして、関係部局と連携して調査研究を進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ◆4番(五味伸亮議員) 議長──4番 ○大賀正三議長 4番 ◆4番(五味伸亮議員) ありがとうございます。ぜひ周辺自治体とも足並みをそろえてといいますか、情報を共有しながら進めていただきたいというふうに思います。 それでは、大きくは3点目の質問でございます。 新型コロナウイルスワクチン接種について質問をさせていただきます。 医療従事者の接種が始まり、本市においても高齢者向けの接種が始まりました。しかし、1度目の予約受付では、予約方法も含めて大きな混乱が見られました。コロナ禍の収束がワクチン頼みとなってしまっている現状と、メディアの過熱報道もあり、一刻も早く接種を希望される気持ちも理解できますが、行政としてはもう少し落ち着いた行動を周知すべきであったと考えます。 接種希望者に対して、明らかに足りていなかったワクチン量にもかかわらず、SNS等では予約完了を発信する内容も散見され、残念ながら予約できなかった方々への配慮も必要と感じました。市内感染者は61名。行政としても、市民の約0.1%の罹患状況からすれば、年齢や基礎疾患を考慮し、奪い合いよりも分け合える状況、環境を市民の皆様に理解していただけるよう努めるべきであったと思いますが、市の考えをお伺いいたします。 ◎大西憲裕健康福祉部長 議長──健康福祉部長大賀正三議長 健康福祉部長大西憲裕健康福祉部長 新型コロナウイルスワクチンの接種についてでありますが、本市でのコロナワクチンの接種予約につきましては、三豊市との合同コールセンターにおいて、電話予約とインターネット予約により行っております。4月に開始した1回目の予約受付は、国から十分なワクチン量が供給されていませんでしたが、市民の皆さんからワクチン接種へ期待する声も多く、一部の方にでも接種いただけるようにと考え、予約対応を行いました。 ただ、ワクチン量や電話の回線数が少なかったことなどにより、市民の皆様には大変御迷惑をおかけいたしました。5月25日に開始しました2回目の予約では、電話回線数の増設や十分な予約枠の確保により改善を図りました。 今後の予約につきましては、他市の事例等も参考にし、市の各部局や関係機関等と連携しながら進めてまいります。 以上でございます。 ◆4番(五味伸亮議員) 議長──4番 ○大賀正三議長 4番 ◆4番(五味伸亮議員) 香川県内におきましても病床使用率が高くなり、市民の皆様の行動の自粛や休業・時短要請など、人流の抑制と新規感染者を減らすという対策が取られております。しかし、長引く対策で市民の皆様の自粛、我慢にも限界が見られ、また飲食業、観光業、農業、漁業など、人流抑制に直結する事業者、それらに関わる事業者の方々は非常に苦労されていますし、相談も絶えません。 このような状況に、ワクチンに対する期待がより大きくなっていくのも理解できます。しかし、幾ら接種率を上げても、新型コロナウイルスはゼロにはなりません。まだまだ不安定で、変異という進化を繰り返し、やがて季節性のようなものになり、どう共存していくかが重要になってくると考えます。市としても、専門家、または科学的、医学的知見を取り入れて、新しい生活様式だけでなく、人流抑制だけでなく、あるいはワクチンだけでなく、解決や対応の選択肢を増やすことで一人でも多くの方を救う、一人でも多くの方の不安を取り除くことにつながると考えますが、市の姿勢をお伺いいたします。 ◎大西憲裕健康福祉部長 議長──健康福祉部長大賀正三議長 健康福祉部長大西憲裕健康福祉部長 新型コロナウイルス感染症の感染予防対策についてでありますが、本市では香川県の新型コロナウイルス感染拡大防止対策に沿って感染拡大防止に取り組んでおります。 香川県は、6月1日より感染拡大防止集中対策期に移行し、新規感染者数もここ最近は10人以下のレベルとなってきておりますが、確保病床数の使用率は国のステージ3の目安である20%に近い水準であり、依然として逼迫した状態が続いており、県独自で「医療ひっ迫警戒警報」を発令しております。 これまで、感染リスク低減のため、新しい生活様式の徹底や不要不急の外出自粛、各事業所への営業時間短縮の協力要請などがなされ、特に事業者の皆様には多大なる御協力をいただいているところでありますが、ウイルスは従来株から感染力の強い変異株に置き換わり、現在も予断を許さない状況であります。 議員御提案の市独自での専門家等による知見を取り入れての対策につきましては、現状では困難であると考えておりますが、本市といたしましては、これまで実践してまいりました感染対策を徹底することに加え、希望される方へのコロナワクチン接種を早期に完了させることが重要であると考えております。 以上でございます。 ◆4番(五味伸亮議員) 議長──4番 ○大賀正三議長 4番 ◆4番(五味伸亮議員) 病床の逼迫を防ぐために各種宣言を発出し、人流を減らして新規感染者を減らすという対策が約1年間繰り返されてきましたが、抜け落ちている点がございます。これはもう全国的にそうですが、それは予防期、または陽性から発症期、中等症から重症期、そして回復期、そして後遺症ケア期という各ステージに対応した対応です。 予防期におきましては、日常生活の見直しと自己管理が根本にあり、感染しても発症させない、重症化させない身体づくりと免疫サポート、食生活、運動、ワクチン接種、漢方等の伝統医学の対応。 そして、陽性から発症期、いかに早く生体防御機能を高め、ウイルス増殖に打ち勝つか。養生による徹底した回復促進で重症者を抑制し、医療崩壊を防ぐ。粗食の徹底、周辺に対する迅速な検査体制、現代医学と伝統医学の補完体制で発症時の初動対応が重要。隔離療養者へのオンライン診療の対応。 中等症から重症期、ここは現代医学による対応が必須。 そして、回復期、養生の徹底と伝統医学の有効活用で免疫機能を作用させ、回復を促す。腸内に負担をかけない粗食、自律神経の調整。 そして、後遺症ケア期におきましては、体内のデトックスと自律神経の調整を統合的にアプローチをする。 このように、ドクターや専門家とプログラムを実践しながら、各ステージにおいて現代医学一辺倒ではなく、伝統医学で補完しながら統合的なアプローチを行っている自治体もあり、全国からも注目されています。 では、観音寺市ではワクチン接種以外に、ワクチン接種も推進するんですが、それとは別に何ができるのかということですが、まさに健康増進であります。生活習慣病が重症化リスクを高めるという報告は御承知だと思いますが、養生で腸内環境を整える食生活への改善、適度な日光浴と運動習慣などにより、心身のよりよい状態をつくり、治す力や免疫力を高めることがコロナ対応では重要だと考えます。 重症化を減らすことは、新しい生活様式だけではありません。人流抑制と経済を止めることだけでもありません。ワクチン接種だけでもありません。健康増進の啓発をコロナ対策の一つとして、しっかりと発信していただきたいと考えますが、市の対応をお伺いいたします。 ◎大西憲裕健康福祉部長 議長──健康福祉部長
    大賀正三議長 健康福祉部長大西憲裕健康福祉部長 コロナ対策としての健康増進の啓発についてでありますが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、市民の皆様の生活も大きく変わり、外出の自粛等による運動不足が心身のバランスの維持に影響を与えることも考えられます。 また、免疫力を高める身体づくりのためには、適度な運動、栄養バランスの取れた食生活、睡眠時間の確保などが大切であると認識しております。 本市では、健康教育、健康相談等を通して生活習慣病予防のため、自宅でできる運動のDVDやパンフレット等の配布、観音寺市オリジナルの介護予防体操「観トレ」の動画配信など、自宅で無理なく運動できる取組を進めているところです。 今後も、新型コロナウイルスワクチン接種についての正確な情報の発信とワクチン接種を進めていくことに加え、ヘルスプラン等の活動を通し、健康づくりのための啓発活動に積極的に取り組んでまいります。 以上でございます。 ◆4番(五味伸亮議員) 議長──4番 ○大賀正三議長 4番 ◆4番(五味伸亮議員) ワクチン接種も予防の一部であることは確かであります。抗体の形成は期待できるものの副反応という一定のリスクもあります。不要不急の外出自粛を要請されても不要不急の定義が曖昧で、自粛により心身の不安定から自殺者も増加傾向にあります。 台湾などでは、新型インフルエンザの教訓として伝統医学も積極的に取り入れられています。国民、市民の皆さんは、コロナ禍の対応を個人でいろんな情報を基にしながら選択し、行動、実践されています。 そのような中で、やはりワクチン、人流抑制、新しい生活様式だけでなくて、各ステージにおいて選択肢を増やすことが重要で、不安の解消、重傷者の減少につながると考えます。感染者の多くは無症状で、つまり免疫とウイルスの増殖の競争に打ち勝っています。先ほど述べた各ステージの対応は、泉大津市で実践されていますので、市民の皆様にもぜひ御覧になっていただければと思います。 以上で質問を終わります。 ○大賀正三議長 最後に、5番合田隆胤議員の質問を許可します。 5番合田隆胤議員。 ◆5番(合田隆胤議員) お疲れさまです。議席番号5番、自由民主党香川県連青年部長、自民新政会、合田隆胤です。議長の許可をいただきましたので、通告が前後いたしますが、質問させていただきます。執行部におかれましては、市民の皆様に御理解いただける明確な答弁をよろしくお願いいたします。 冒頭で2点。 1点目、社会福祉課の課長さんに相談していたこのバンダナですが、先日四国新聞さんに白川市長と近藤会長さんがPRしていただける記事を見つけました。このバンダナは、大雨や災害が増えるシーズンに向けて聴覚障害者への手助けになればと、本市でも災害用バンダナの配付が始まりました。ヘルプマーク同様、災害用のバンダナを周知していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 2点目、田代総務部長、就任おめでとうございます。車止めにもなる役所入り口の手すり、御要望いただいた市民の方からは、迅速な対応に感謝の言葉をいただいております。ふだんは言葉数少なく涼やかですが、必要なときに素早く的確な判断ができるところがすてきです。頼りにします。 それでは、質問に入ります。 少々早口で行きますので、聞きづらく御迷惑をおかけするかもしれません。 新型コロナウイルスについてお答えください。 1点目、各地の議会で取り上げられているPCR検査について質問いたします。 陽性イコール感染と思っている方があまりにも多くびっくりいたしまして、共通理解をしていかないといけないと思い、お伺いさせていただきます。 「PCR検査」とは、遺伝子配列を可視化するために一部を数百万から数億倍に増幅させる技術です。増幅させる「CT値」が世界各国で様々なので、共通のデータが取れず、そのCT値がいたずらに大き過ぎると目的とするウイルスの遺伝子の断片が1つでもあれば、非常に高い感度で陽性になったりもいたします。言い換えれば、CT値さえ触れば陽性者をコントロールできるということです。 また、全ての遺伝子が合致しなくても、一部の遺伝子さえ合致していれば、インフルエンザや肺炎クラミジアなど、7種類以上のウイルスにでも反応を示したりするとも言われています。PCR法を発明したキャリー・マリス博士は、感染症の診断に「PCRを使ってはならない」という言葉も残しています。PCR検査は、新型コロナウイルスのみ、「のみ」を判断できるわけではないため、陽性イコール感染ではないと思うのですが、新型コロナウイルスのみを検出しているという科学的論文はあるのでしょうか。 厚労省、国立感染症研究所、国や県などに確認して、裏づけるデータがあるならばお示しください。 ◎大西憲裕健康福祉部長 議長──健康福祉部長大賀正三議長 健康福祉部長大西憲裕健康福祉部長 新型コロナウイルスについてでありますが、PCR検査が新型コロナウイルスを検出している科学的な論文につきましては、国、県にも問い合わせましたが確認できませんでした。 以上でございます。 ◆5番(合田隆胤議員) 議長──5番 ○大賀正三議長 5番 ◆5番(合田隆胤議員) ありがとうございました。そのとおりです。ないものはないから確認できません。陽性イコール感染ではないということです。そもそもコロナがエボラ出血熱同様ならば、手軽に検査キットを郵送できること自体が、僕は不思議でなりません。 2点目、無症状感染者についてお答えください。 今回の新型コロナウイルスでは、無症状の感染者が他の方に感染させるとも言われてきました。そこで伺います。 このうわさにより孫と会う機会を減らし、恋人と会う機会を減らし、経済に大きな打撃を与える原因の一つともなりました、コロナの無症状感染者が実際にウイルスを排出しているという根拠、裏づけるデータはございますか。 こちらも厚労省、国立感染症研究所、国や県などに確認して、裏づけるデータがあるならばお示しください。 ◎大西憲裕健康福祉部長 議長──健康福祉部長大賀正三議長 健康福祉部長大西憲裕健康福祉部長 ただいまの件についてでありますが、コロナの無症状感染者が実際にウイルスを排出しているというデータにつきましては、国、県にも問い合わせましたが確認できませんでした。 以上でございます。 ◆5番(合田隆胤議員) 議長──5番 ○大賀正三議長 5番 ◆5番(合田隆胤議員) ありがとうございます。こちらもないんです。無症状感染者が人にうつすと騒いでいたのは何だったのでしょうか。 3点目の新型コロナウイルスのワクチンについてお答えください。 さきに述べますが、ワクチンを打つ打たない、それがよい悪いと言いたいのではなく、情報に偏りがあると感じる方がいます。私が質問することにより「知っていればワクチンを接種しなかった」とか「そんなこと誰も教えてくれなかった」などというトラブルを減らすためにお聞きいたします。 子宮頸がんワクチンも安全だと言われ、今も多くの方が苦しんでおります。そして、今回の人類初の遺伝子ワクチンについて、市民から聞こえてくる数々の不安の声がありますので、国立感染症研究所や元ファイザー副社長マイケル博士の論文、厚生労働省のホームページや警笛を鳴らす教授や学者の発言などからも、分かる範囲で教えてください。 1つ目、新型コロナウイルスのワクチンは、従来の私たちが知っているワクチンとは異なり、遺伝子ワクチン(メッセンジャーRNA)であり、WHOやアメリカをはじめ、緊急使用の許可が出ているが、まだ正式な許可は下りていない。 2つ目、新しいワクチンが世に出るまでは、数年、数十年かかると思いますが、たった1年で作られたとされ、接種後すぐに出る副反応のみならず、5年後、10年後体にどんな変化を起こすのか。「長期毒性」の検査は終わってはいない。 3点目、過去にメッセンジャーRNAワクチンは作られようとしてきましたが、実験した動物が全て死んでしまい、失敗したため、今まで一度も許可が下りず、歴史上初めての段階です。 4つ目、自己免疫の働きを弱めてしまう可能性や普通の風邪が重症化したり、がん細胞が活性化されたりする可能性があるかもしれない。 様々な情報が飛び交っていますが、分かる範囲でお答えください。 ◎大西憲裕健康福祉部長 議長──健康福祉部長大賀正三議長 健康福祉部長大西憲裕健康福祉部長 ただいまの件についてでありますが、1点目の新型コロナワクチンの正式な認可についてですが、新型コロナワクチンの接種は、予防接種法の臨時接種の特例として位置づけられ、国から供給されるファイザー社製の新型コロナワクチンが発症予防と重症化予防を目的とし、医薬品医療機器等法の特例承認を受けて接種に使用されております。 なお、2点目、3点目、4点目につきましては、インターネット等でさまざまな見解が発信されておりますが、市としては正確な回答はいたしかねます。 以上でございます。 ◆5番(合田隆胤議員) 議長──5番 ○大賀正三議長 5番 ◆5番(合田隆胤議員) ありがとうございます。 目線を変えます。本市においても累計や感染者数ばかりを投稿するのではなく、感染者率をパーセンテージで表すほうが市民の皆様に分かりやすいと思います。 日本の総人口、香川県、本市の総人口で感染者率をお答えください。 ◎大西憲裕健康福祉部長 議長──健康福祉部長大賀正三議長 健康福祉部長大西憲裕健康福祉部長 ただいまの件についてでありますが、6月8日現在で、これまでに新型コロナウイルス感染症の感染が確認されたそれぞれの人数の人口比でありますが、国内で感染が確認された人数は76万5,619人で、総人口約1億2,000万人に対し、約0.6%です。 次に、香川県内での感染確認者数は2,053人で、総人口約94万人に対し、約0.2%です。 次に、観音寺市内での感染確認者数は61人で、総人口約5万9,000人に対し、約0.1%です。 以上でございます。 ◆5番(合田隆胤議員) 議長──5番 ○大賀正三議長 5番 ◆5番(合田隆胤議員) ありがとうございます。数字をひっくり返すと、日本人の99.4%がまだ一度もコロナにかかってないということでお間違えないでしょうか。 ◎大西憲裕健康福祉部長 議長──健康福祉部長大賀正三議長 健康福祉部長大西憲裕健康福祉部長 ただいまの件についてでありますが、先ほどお答えしました国内で感染が確認された人数の人口比による数値からいたしますと、議員御指摘のとおりでございます。 以上でございます。 ◆5番(合田隆胤議員) 議長──5番 ○大賀正三議長 5番 ◆5番(合田隆胤議員) ありがとうございます。日本では、1年間に約138万人の方がお亡くなりになっています。死因トップ3、1位ががん、約37万人。2位、心疾患、約20万人。3位が老衰、約12万人。冷静にお考えください。がんは1日で約1,000人の方がお亡くなりになります。当初、大学の教授が42万人が死ぬと発信し、混乱を招きました。そして、厚労省のページにコロナはウイルス性の風邪の一種ですと記載があります。 先ほどの数字から見ても、気がついている方も多いと思います。必要以上にコロナを恐れると、このままでは日本が終わってしまいます。感染予防と経済活動の両立、そして市民の皆様が楽しみにしている祭りやイベント、学校生活におけるマスク着用の有無など、積み重ねたデータを基にもう一度考え直すときではないでしょうか。三野教育長、特に成長段階である子どもたちへのマスク着用は、酸素不足により脳や身体への影響は考えられます。ワクチンを接種される方は、事前に御自身の保険の約款をしっかりと把握して、接種後も保険が適用されるのか、確認が必要だと思います。井上経済部長、狙い撃ちにされた飲食店や関連業者ももう限界です。交通や旅行などは序章にすぎません。様々な職種が不安との戦いです。地元のおじいちゃん、おばあちゃんがやっている小さなお店もしっかりと守ってください。厚生労働省の注意書きには、ワクチンの基本的な性能として、発症予防、重症化予防が想定され、感染予防の効果を期待するものではないと記載があります。どれだけ多くの人に接種しても、集団免疫の効果が分かっていないと記載もあります。繰り返し言いますが、日本人の99.4%は感染していません。遺伝子ワクチンの本質や有効性、接種後の副反応や後遺症、科学的エビデンスや根拠や証拠が出るまで様子を見るというのも提案です。日本製や不活化ワクチンができるまで様子を見るなど、選択肢を本市が発信することも大切なのではないでしょうか。ワクチン接種について、もっと市民に寄り添った偏りのない情報提供が必要だと考えます。接種を希望する市民の皆様が、偏りのない情報を得て十分に理解・納得した上で接種ができるような体制を整えていただきたいと思いますが、どのようにお考えでしょうか。 ◎大西憲裕健康福祉部長 議長──健康福祉部長大賀正三議長 健康福祉部長大西憲裕健康福祉部長 ただいまの件についてでありますが、新型コロナワクチンにつきましては、多種多様な情報が報道されております。 ワクチン接種には、発症予防効果や重症化予防効果などが期待される一方で、安全性や有効性、副反応のリスクなどについての情報発信が求められます。 これらの内容について、国、県から発信された情報に基づき、ホームページやフェイスブック等を活用し、市民の皆さんに正確な情報を分かりやすくお伝えすることで、ワクチン接種について冷静に判断いただけるよう、今後もきめ細やかな情報発信に努めてまいります。 なお、厚生労働省のホームページにおいて、ワクチンを接種された場合でも、接種された方から他人への感染がどの程度予防できるかは、現段階では分かっていないとされており、ワクチン接種後も引き続き、マスク、手洗い等の基本的な感染予防対策を継続していただけるよう啓発に努めてまいります。 以上でございます。 ◆5番(合田隆胤議員) 議長──5番 ○大賀正三議長 5番 ◆5番(合田隆胤議員) 精いっぱいだったと思います。真摯な御答弁ありがとうございます。 常識の話ですが、マスク、手洗いの啓発ですが、過度に発信してしまうと我々人間は微生物と生きているので、常在菌とのバランスも考えながら、ホームページやフェイスブック、防災ラジオや無線放送など、きめ細やかな情報発信をよろしくお願いいたします。 ここからは、土井政策部長の出番です。ワクチン接種は、獲得免疫だということは御存じだと思います。変異しました。また打ちます。変異しました。また打ちます。そういうわけにはいきません。そもそものウイルスの特性をちゃんとつかんで研究していただきたいと思います。 本市の優秀な広報には、経済もしっかりと立て直せるように、地産地消につなげながら、本当の意味での市民の持続的な健康と命を守るために、徹底的に自然免疫を高める特集を組んでいただきたいと思います。地元のお肉や魚、野菜を徹底的に広報に入れていただきたいと思います。それを強く要望いたします。 本当に、コロナが怖いのか、ワクチンが怖いのか、経済が潰れることが怖いのか、それともメディアが怖いのか、国民の無関心が怖いのか、繰り返し耳に入る情報を疑問に感じる心と、自分自身で考える力が必要です。既に隣国からの買収が加速しております。このままでは日本は終わってしまいます。日本にはアビガン、イベルメクチン、フサンなどがあります。もう一度繰り返します。日本人の99.4%がまだ一度もコロナにかかっていません。未知数のワクチンのリスクを冷静に判断してください。 厚生労働省の裏書には、ワクチンの基本的な性能として、発症予防、重症化予防が想定され、感染予防の効果を期待するものではないと記載があります。ワクチンが95%有効だと、数字ばかりが一人歩きすることが非常に危険だと思います。この数字は、ワクチンを打った人とプラセボ、生理食塩水を打った人を比べて感染した人が少し差があるという話で、ワクチンを打つと95%感染しないと思ってる方が非常に多いと思います。何度も言いますが、日本人の99.4%、圧倒的大多数が感染していないわけです。がんは、1日で約1,000人お亡くなりになります。市民の命に関わります。メリット・デメリットをしっかりと理解、研究した上で発信しないと、市民がリスクを背負うことになるおそれがあります。さまざまな場面で、同調圧力と感じる流れがあります。ワクチンパスポート、接種証明書も使われ方次第では差別につながるおそれも考えられます。必ず接種するように求めたり、接種を強制することがないようにすべきと考えます。 本市の職員においても、公務員たるものは打てと同調圧力にならないようにと思います。市民の皆様がパニックにならないように、冷静にワクチンを打つか打たないか、様子を見るかの選択ができるように、白川市長が早い段階でワクチンの確保を十分にしていただきました。ワクチン接種は競技じゃありません。他市は他市、本市は本市、人は人、自分は自分。打つ打たないは自己責任、自由です。大西部長をはじめ、担当職員は土日返上でかなり肉体的にも精神的にも負担がかかっているかとは思います。そして、ワクチン接種会場にほかの部署から応援に出ていると伺いました。改めて感謝申し上げます。市民の皆様が、健康で平温に暮らせる日が一日も早く取り戻せるように心からお祈りし、次の質問に入ります。 空き地の活用について、執行部にお伺いします。 かつては、公園だけに限らず、道路、空き地、神社やお寺など、町中が子どもたちの遊び場でした。しかし、今は外で子どもが遊べる公園や広場でさえも制約が多いこともあり、新たな方向で子どもの遊び場を考える必要があると思います。 今ある空き地を何とか活用できないかと、先日、お父さん、お母さん、有志の方から市長宛てに要望書が出されております。コロナコロナで自粛している子どもたちや市民のためにも、公共施設のあり方検討本部などで前向きに検討していただけないでしょうか、御答弁よろしくお願いいたします。 ◎土井久史政策部長 議長──政策部長 ○大賀正三議長 政策部長 ◎土井久史政策部長 空き地の活用についてでありますが、議員御指摘のように、子どもの成長過程における外遊びについては、基礎体力やコミュニケーション能力の向上など、子どもに様々な面で影響を与えると言われており、本市の将来を担う子どもの生きる力につながるものと考えております。 令和2年3月に策定しました観音寺市子ども・子育て支援事業計画の中でも、就学前児童や小学生の保護者へ実施しましたアンケート調査において、屋外で子どもが安全に遊べる公園などの遊び場の整備を求める声が多く寄せられています。 また、令和3年5月には、市内小学校の保護者や地域の方々から、空き地などを利用して子どもや地域の方の遊び場を作ってほしいとの要望も届いており、多くの市民が子どもや地域の方が利用できる遊び場を作ってほしいと考えている中で、本市としても野外で安心に遊べる環境を整備していく必要性については認識しております。 現在、市が管理する公園として市内に大小合わせて53か所設置しており、市の財政状況も踏まえた上で、その利用状況などについて調査し、必要に応じて再編なども考慮しながら、さらに有効に活用できるよう検討してまいります。 さらに、市が所有する未利用地についても、公共施設のあり方検討本部会議において、子どもや地域の方々の身近な遊び場として利用することも含め、有効に活用できるよう、前向きに調査検討していきたいと考えております。 以上です。 ◆5番(合田隆胤議員) 議長──5番 ○大賀正三議長 5番 ◆5番(合田隆胤議員) ありがとうございます。お父さん、お母さんの声が1歩前に進みました。ありがとうございます。今日決めたことでも、形になるまで3年、5年とかかる場合もございます。そして、子どもたちの1年と大人たちの1年間の時の流れは別物です。アンケートの声、要望書もございます。10歩、20歩前進した調査検討結果は9月議会で返答お待ちしております。 一の宮公園についてお伺いいたします。 平成31年3月定例会にて、都市公園法や観音寺市公園条例に基づき、公園を利用される方の安全の確保が優先することだと指摘させていただきました。その後、防犯カメラの設置、人感センサー、遊具の整備、キャンプ場のコンセント設置、照明器具、トイレのウオーム化と言えば切りがないほど手を加えていただき、人気のスポットになっているのは御存じかと思います。 そして、何といっても地元の方も諦めかけていたテニスコートの整備は11月から全面改修となり、白川市長をはじめ、担当課の職員、大賀議長や大矢議員、井下議員に御尽力いただき、改めて感謝申し上げます。利用していた子どもたちからも大喜びです。 しかし、みんなの苦労をよそ目に、1ミリも関わっていない者が自分が動いた結果と言わんばかりに一の宮をPRし、元気アップ商品券もワクチンの段取りも送迎のバスも自分がやったと吹いている議員がいるのは、地元の議員として恥ずかしく思います。僕の悪口は何ぼ言うてもいいんですけど、人に迷惑をかけたり市民をだまさないでください。 本題に戻ります。 香川県の西の玄関である道の駅とよはまは、いろいろと知恵を絞り、にぎわいを絶やしません。音楽ライブや「結城友奈」のイベントで盛り上げていただいたり、天空の麺シリーズはうどん、そうめん、ラーメンと企画していただき、本市の特産などでファンを盛り上げていただいております。そして、西の玄関にある一番ロマンチックな公園が一の宮公園だと思います。これから先、本市に人を呼び込む戦略として、一の宮公園の有効活用をどのようにお考えでしょうか、お伺いいたします。 また、前回の答弁で「先進地事例の動向及び民間の活力も視野に入れながら、関係する部署と情報共有し、調査研究してまいります」とお答えいただきました。どのような調査研究がなされ、どのような中・長期計画があるのか、明確にお答えください。 ◎井上英明経済部長 議長──経済部長 ○大賀正三議長 経済部長 ◎井上英明経済部長 一の宮公園についてでありますが、当該公園はテニスコート、クロッケーコートなどが整備されている市有地のほか、国、県、法人などから土地を借り受けることにより、主として地域住民の利用に供し、公共の福祉の増進に資することを目的に、都市公園として整備されました。 しかしながら、当初の整備以来長い年月が経過し、公園施設自体も老朽化が進み、安全で快適な利用を確保するという、都市公園本来の機能発揮に関わる根幹的な問題が生じており、現在、その対応に努めているところであります。 当該公園は、地域が誇る観光資源の一つであり、インターネット上はもとより、各種観光関連情報紙等に掲載することにより情報発信に努めておりますが、人を呼び込むための観光戦略の立案、また公園施設等に係る長期・中期計画の具体的な策定には至っていないのが現状であります。 当面、市としましては、公園の本来機能が発揮できるよう、テニスコートの改修、遊具の更新等、中期・短期的目標を掲げ整備することとしておりますが、今後もこれらの整備に多くの費用と時間が必要となることが予想されます。 したがいまして、当該公園の整備については、限られた予算の範囲内で創意工夫を凝らすことにより、より効率的かつ効果的に維持管理ができるよう対応してまいりたいと考えております。 以上です。 ◆5番(合田隆胤議員) 議長──5番 ○大賀正三議長 5番 ◆5番(合田隆胤議員) ありがとうございます。いまいち話がかみ合っていません。 先ほども言いましたが、最低限の短期計画はこの数年で安心・安全を保てるレベルまでしていただきました。そこには感謝しています。なぜ、並行して中期・長期計画を立てていないのかという話です。単発単発ではなく、選択と集中。よく聞いてください。愛媛方面からの進入口も分かりづらく、県外などの方に迷惑をかけている件で看板設置も迅速に行っていただきたいと思います。 四国新聞さんにも大きく取り上げていただいた本市のインスタ企画で、最優秀賞のウエディングドレス姿の看板を入り口にどどんと設置して、何年かでリニューアルして公園への呼び込み、思い出づくり、SNSでの宣伝など、生きた使い方を考えてください。せっかくのイベントも単発で終わってしまっては意味がありません。 そして、若者たちが力を入れてくれているキッチンカーなどを並べてマルシェを開催するのはどうでしょうか。豊浜の梨も伊吹のいりこも大野原のレタスも観音寺市のかまぼこも付加価値をつけて一の宮でも販売できるように、そして夏には花火大会、秋にはちょうさまつり、音を観るまち観音寺、イージーバンド、良いジジイバンドや音楽フェスの開催を想像するだけでわくわくしませんか。今年8月21日に、観音寺市民会館で高校生の花いけバトルが開催する予定ですが、海も見える芝生公園でやれるのではないのでしょうか。海に浮かべられる車椅子もあります。海が大好きな方が、体が不自由になってしまっても海に入れるように、香川県初のユニバーサルビーチを計画してみませんか。「おんでら観音寺」にも登場する「恋の鐘なる一の宮」です。1年を通して盛大な結婚式なんかもできるように、海の家などを民間委託を考えるなど、観音寺市に行けば楽しいんだぞと、観音寺に住めば幸せなんだぞと、もっと夢を持たせてください。白川市長が残してくれるこのまちをしっかりと受け継いでもらわなければなりません。そのためには、新たな安全な進入口、北原や花稲からの新道をつける計画とか、このまちがもっと若返るように単発単発ではなく、選択と集中、点と点を結んだ面にしながら未来を描く、それが担当課の見せどころです。 建設部長にお聞きいたします。新道をつけていただきたいのですが、前向きに計画検討していただけないでしょうか、お答えください。 ◎浮田健二建設部長 議長──建設部長 ○大賀正三議長 建設部長 ◎浮田健二建設部長 ただいまの件についてですが、一の宮は観光客も多く、SNSのスポットとして人が集まってくる観光資源であり、そのための進入路は重要な位置づけにあると考えます。現在、進入路は一般車両が擦れ違うには少し狭い道路しかないので、新たな進入路を前向きに検討したいと思います。 ◆5番(合田隆胤議員) 議長──5番 ○大賀正三議長 5番 ◆5番(合田隆胤議員) 気持ちのいい答弁ありがとうございます。市民の方も夢が持てると思います。どこにもまねできない公園、癒やしの場を持つことによって若者が外に出ていかない、よそから人が引っ越してくる、企業に来てもらう、観音寺市の強い魅力の一つにもなります。夢があるから人が集まってきます。 次の質問に入ります。 市道国道長谷線について執行部にお伺いいたします。 豊浜小学校前の横断歩道橋は、9月に改修計画となりました。ありがとうございます。豊浜小学校周辺における安全対策も、この3年間で随分と進みました。また、市道鹿隈柞田線の拡幅も進み、一番の危険箇所は見通しがよくなったので、飛び込む事故も減るかと思います。担当職員の皆さん、ありがとうございました。 それでは、市道国道長谷線についてお聞きいたします。 この道も、私が議員にならせていただいて、市民からお預かりした必須案件です。これまで何度も前建設部長に相談させていただき、とにかく地権者や地元に足を運び、なぜこの道が必要なのか、真心を伝えてくださいとお願いしてまいりました。市道国道長谷線について、進捗状況をお聞かせください。 ◎浮田健二建設部長 議長──建設部長 ○大賀正三議長 建設部長 ◎浮田健二建設部長 市道国道長谷線の進捗状況についてでありますが、これまで継続して協議を進めておりました市道国道長谷線の改築事業は、今年度に入り前向きに事業計画を進めるため、地権者の方と用地の取得に向けた具体的な協議を開始しております。その協議の中で、地権者の方から補償物件を再構築するに当たって調査の要望がございましたので、その調査を今後進めるとともに、来年度に用地補償契約の締結ができるよう、物件補償費や用地取得費の再算定の業務を行うなど、来年度の予算要求に向けた取組を進めていきたいと考えております。 また、事業の財源となります国費の要望につきましても、かなりの年月を要している事業となっておりますので、国の予算が確実に確保できるよう国に対して要望し、事業の進捗を図りたいと考えております。 以上です。 ◆5番(合田隆胤議員) 議長──5番 ○大賀正三議長 5番 ◆5番(合田隆胤議員) ありがとうございます。地権者の御理解、御協力に感謝申し上げます。地元の方も絶対に喜んでいただけると思います。 道1本が、人の流れや暮らしを変え、まちに夢を与えます。浮田部長率いる建設部の約60名の動きが、5年後、10年後の観音寺市の未来に大きく影響いたします。国や県の予算で必要な部分は、我々自民新政会が一丸となり、予算化にも力を合わせます。私自身も自民党の県連青年部長として、しっかりと国や県に働きかけさせていただきますので、計画の中で予算が取りたいものがあれば、どんどんと御指摘ください。観音寺市の未来のために全力で共に汗を流してください。これからも御協力よろしくお願いいたします。 最後の質問になります。 人材教育についてお答えください。 最近、精神的に休んでしまう方が増えているとお聞きしますが、管理職の育成についてどうなっていますか、明確にお答えください。 ◎土井久史政策部長 議長──政策部長 ○大賀正三議長 政策部長 ◎土井久史政策部長 人材育成についてでありますが、議員御指摘のように、近年、中堅層や管理職職員において、ストレスなどから体調を崩し、一定期間の病気休暇を取得する職員が増えており、市においても苦慮しているところであります。 様々な要因から体に不調を来たし、最終的に業務に従事できない状態となるケースが多く、その要因としては、体調や仕事、家庭などでの不安やストレスなどからと伺っております。 中堅層の係長や管理職の職員の人材育成としましては、これまでも申し上げましたように、管理職などの心構えを学ぶため、昇任時に香川県の行う階層別研修などへ派遣し、また市においてはメンタルヘルス、いわゆる「心の健康」やパワーハラスメント防止などの研修を実施するなど、個人の能力を高めるための機会を設けてまいりました。 しかしながら、これらの研修では十分に補えない点もあり、この点については組織として職員の資質向上に取り組んでいかなければならない課題と承知しております。 昨今の高度化、多様化する住民ニーズに応えるためにも従来の研修は継続してまいりますが、市民のために頑張り、信頼される職員を育成していくためにも、管理職による部下の個別面談をこれまで以上に重視し、良好なコミュニケーションを取りつつ、部下の持てる能力を最大限に引き出し、伸ばし、生かすための指導に努め、また職員の健康に配慮できるよう、仕事やそれ以外の悩みを上司に相談しやすい職場環境づくりに取り組み、必要な人材の育成を図ってまいりたいと考えております。 以上です。 ◆5番(合田隆胤議員) 議長──5番 ○大賀正三議長 5番 ◆5番(合田隆胤議員) ありがとうございます。 私が尊敬する先輩は、その人の能力ではなく生き方であって、知識でなく行動力です。要は、背中を見させていただいております。職員に対する心のケア、日常のフォロー、そういった環境づくりがもっと必要だと思います。白川市長が、ふだんから言う目配り、気配り、心配り、ふだんから職員を大切にする思いやりの心です。できる方ももちろんいます。 先日、打合せでささいなトラブルがあったんですけど、1人の職員のために上司の田代部長や周囲の方がすぐに部下のフォローに来ました。さすがやなと思いました。そういう積み重ねが人材教育であり、上司への信頼ではないでしょうか。失敗した職員もへこむんではなくて、燃えてもっと力をつけていただきたいと思います。チーム観音寺市で一生懸命頑張る職員の能力を精いっぱい引き出していただきたいと期待しております。 市長にお聞きいたします。 どうにか質問の最後までたどり着くことができました。昨日の市長の答弁を聞いていると、まだまだ行けそうな勢いを感じました。お疲れさまでしたとは、まだまだ僕は言いません。根拠のないうわさ話に頭を悩ませたこともあるかと思います。一緒に困難を乗り越えてきた職員が、病気やけがなどに見舞われて胸を痛めた日もあったと思います。自然による大きな災害に直面し、町を守ることができなかったと心底悔しい思いをされた日々もあったと思います。決断を求められるトップは、孤独で幾度も苦しさを乗り越えてきたと思います。3年間の間に、私は多くのリーダーとお会いしましたが、誰が何と言おうと私の自慢の市長です。昨日仕掛けられて逃げ出した議員さんもいましたが、隣の芝は青く見えるもので、三豊は三豊、丸亀は丸亀のよさがあり、私は白川市長が引っ張ってきたこの観音寺市を誇りに思っております。白川晴司観音寺市長にお聞きいたします。若手の人材育成、管理職の育成について、ポイントやヒントなどをお聞かせ願えたらと思います。 ◎白川晴司市長 議長──市長 ○大賀正三議長 市長 ◎白川晴司市長 ただいまは温かい送別の言葉をいただきましてありがとうございます。 人材育成の件なんですが、振り返ってみますと、私の市長の政治生命の長い26年間の間で、就任した当初一番ショックな場面がございました。というのは、観音寺市の職員組合とこれからどう対応していくのかというのが新しい市長の一番の責務じゃないかということを、ある市民の方に御指摘をされました。どうすればいいんかなということで、いろいろ相談をした方もおいでるんですが、市の職員の意識の中で当時服務規律の中に名札を着用しなさいという服務規程があったんですが、ほとんどその名札をつけておる職員がいなかった。これを服務規程の中で、部長なり上司の方が部下に指令をして、1か月で名札が徹底するようであれば、市の職員として十分それは評価できるだろうということを言われまして、それを実行したんですけれども、残念ながら1か月たっても約半数の職員しか名札を着用していなかった。ああこれではやっぱり駄目だなと思ったのが一番最初の印象です。 もう一つの印象は、組合交渉がございまして、そのときに当時の部長、管理職と相対して組合の幹部がやるわけなんですけれども、年齢差が20から極端に言うと30ぐらいの年齢差がある組合の幹部と部長とですね。そのときに、私も同席しておったんですけれども、あんた呼ばわりをするわけですね。部長に対して、職員がですよ。部下がですよ。そのときに、私は思わずどなりつけたんですが、そういう職員で果たしてこの観音寺市、市民に対して行政サービスが本当にできるんだろうかということを、一番最初に非常に感じた。いまだに私鮮烈に覚えてますけれども、ああこれじゃ駄目だということで、当時いろいろと時間外のストならまだ話は変わるんですけれども、時間内のストまで行ったと。これは、もう他の自治体、そんなところもあるんですけれども、これは許せんだろうということで、結局懲罰をすることにしました。そのときには、公平委員会に訴えるとかなんとかということをいろいろ言われたわけでありますけれども、私は市民から見て、8時半以降に赤い旗を振り上げて市役所の前でたむろして、市役所に用事があって来た市民がどう感じるんかなということを思ったときに、これは懲罰、懲戒処分をするのが当たり前だということでいきり立ったわけでありますけれども、そのときに私の浅野内匠頭を抑える梶川殿というか職員がおられまして、市長そんなことをやったら大変なことになるから、もう懲罰をやめろというふうな話になりまして、そこでその職員、職員といっても私より年上なんですけれども、そこまではなれ合いの市の職員と管理職とのずっと行われてきておった。これは歴代の市長の、私は失政だと思いました。ですから、かなり厳しい、処分といっても結局そのことによって柔らかい処分、戒告の処分だったんですけれども、本来であればもっともっと厳しい処分に処するべきだったと思うんですけれども、そんなこんなで、やはり職員の教育というのが市民サービスの原点であるということを初めて勉強させていただきました。 その後、いろんなことがありましたけれども、市民の間からは観音寺の市役所の職員はよくなったなあと、愛想もよくなったし、非常に動きもよくなったというお褒めの言葉をいただくようにもなったわけであります。それを考えたときに、やはり職員の育成というのは、優しく接する。厳しいときは、叱責をすればいいんですけれども、職員の部下の不始末は上司がかぶる。上司がかぶれば、一番最後の上司は私でありますので、結局私が責任を取るということで、自信を持って職務に携わっていただくような、そういった環境づくりがこの職員の人材育成の中では一番肝要なことじゃないかなということで、もう退任しますけれども、そういった人材育成の点につきましての思い出話をしながら、現在の職員本当立派にこなしていただいておりますので、随時ずっとこれからも、新しい市長になっても、そういった気持ちで続けていただき、市民から信頼される市役所になればいいかなというふうに思っております。 ◆5番(合田隆胤議員) 議長──5番 ○大賀正三議長 5番 ◆5番(合田隆胤議員) ありがとうございました。 「ザ・メイヤー」でしたかね、ラジオ番組。職員の皆さんは必ず聞いてほしいと思います。一度は聞いてください。世界で一番このまちを愛しているのは白川市長だと思いますが、新しい時代のリーダーには白川市長の愛を超越していく方がリーダーになっていただきたいと願い、一般質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。自由民主党香川県連青年部長、合田隆胤でした。 ○大賀正三議長 以上で通告によります質問は全て終了しました。 これをもって一般質問を終結します。       ============================= △休会について ○大賀正三議長 お諮りします。 委員会審査のため、16日、17日、18日、21日、22日及び23日の6日間は休会したいと思います。これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○大賀正三議長 御異議なしと認めます。よって、16日、17日、18日、21日、22日及び23日の6日間は休会することに決定しました。 以上で本日の日程は全て終了しました。 継続市議会は6月24日午前10時より会議を開きます。 本日はこれにて散会します。              午前11時59分 散会...